プロフェッショナルとアマチュア、その関係 #4

曖昧さと正しさ Dance

こんにちは、TAMAIです。何となく週一くらいで、更新できたらいいなと思っていたので、今のところ日曜午前11時に記事をUPしています。
公言しない方が更新できなかった時に楽なのですが、まあ最初のうちは自分で少しプレッシャを与えた方が頑張れるかな、でも別に頑張らなくてもいいかな、とふらふらしながら、どうせ忙しくなったら、自然と更新は滞るだろうから言っておいた方が公平かな、もしくは読む人に対して多少は親切かなという程度の思考のプロセスを経た次第です、まあ、良いって事よ。

はい、今回はプロフェッショナルとアマチュアの関係性について、少し考えていこうかなと思います。

自分も含めてかなり多くの方が、結構気軽にプロやアマと言葉にすると思いますが(別に悪いことじゃないけどね)、だいたいにおいてはその各分野でお金を稼いで生活している人、ぐらいの感覚でプロという言葉を使っているのかなと思います。でも、気にして使おうとすると以外と定義づけるのが難しい言葉でもあります。
今回は、プロとアマの関係について書きたいと思っているのですが、先に少しだけプロの定義(正確な定義については、自身で調べた方が早いし確実でしょう)について触れておきましょう。

とはいえ、プロとは何か?という考え方はおそらく大きく分けて3つです。
ひとつは、プロライセンスの有無、またはプロ団体への所属。二つ目は、その分野を仕事としてお金を稼ぎ生活しているか、スポンサードを受けているか。最後に、プロらしい精神、知識、貢献があるか。

プロライセンスの有無や、プロ団体への所属は、定義としては最もわかりやすいかと思います。ただし、業界内にプロライセンスを発行する組織が複数ある場合もあれば、プロライセンスを持っていなくても、実質プロとして活動できる業界など様々です。アルゼンチンタンゴを含むダンス業界でプロライセンスを発行している分野は、おそらく無いと思います。インストラクタ資格はどの分野でも多く存在しますが、そもそもプロライセンスのある業界自体がそれほど多くないのではないかな、という気がします。今ぱっと思いついたのはボクシングやボディビルでしょうか。多人数でのスポーツはプロ団体がありますね。(他に業態として何か知っていたら是非コメントください。)

次に、本職としてお金を稼いで生活しているか。イメージとしてはこれが一般的かな、と想像しますが、プロとアマの線引きを必要とする際には、以外と判断しづらいものがあります。お金を稼ぐ事にも、いろいろな判断要素があります。
まず、その人の仕事として占める割合。一筋で活動している人もいれば、アルバイトや他に職を持っている人もいます。どれだけ稼げているか、も含まれるでしょう。
仕事としている期間。継続的に収入を得ているか、断続的または一時的か。
役職は何か。アルゼンチンタンゴで言えば、パフォーマなのかオーガナイザなのか、ティーチャなのかDJなのか演奏家なのか。

1円でも仕事として稼いだらプロだよ、という人もいれば、それだけで生活してこそプロだよ、という人もいます。どれだけ稼いでいてもその10倍他の職業で稼いでいて、そちらが本職なのであればプロとは言えないよね、という人もいるでしょう。
今仕事をしていなければ、それは元プロなのでは?と言われたらそうかもしれないし、オーガナイザやイベンタはプロって言わないよ、と主張する方もいるかもしれません。

そして、いくら稼いでいるとかそんなのは関係ない、とか、そもそも業界自体が未成熟でそれ自体で稼ぐ事が不可能な場合は、三つ目になります。どういった貢献をしてきたか、どれだけの知識を持っているか、そして、どういった意識、姿勢で取り組んでいるか、です。特にプロとしてこうあるべき姿勢、取るべき態度といった理想的な思想があって、それにどれだけ合致しているかによって人はその人をプロらしいなと感じるし、本人はプロとしてこうありたい、と行動します。

ほとんどは、二つ目のお金か三つ目のマインドについて、個人個人の尺度でプロだね、とかプロっぽくないね、とかプロですから、と言ったりするわけです。そう考えると、どの分野でもそうですが、言う方も言われる方もかなり適当にプロって言葉を使っています。

こだわりがあって使っている方もいると思いますが、少数派でしょう。内容を共有できるかどうかは別です。
大まかな定義としてはこれくらいのものでしょう。

では、僕はどう考えているか、という事ですが。僕個人としては、あまりプロだから何々、といった理想や思想は持っていません。
僕にとっては、プロというのはただ仕事にしているだけの人です。仕事にしているのは本人の都合です。僕にとってプロとアマはただの立ち位置にすぎません。
だからこそプロフェッショナルとアマチュアは常に対等です。右か左かの違いでしかありません。

何故、こんなことを改めて書くかというと、プロは偉い、と考えている人って多いよね、と僕が感じているからです。
これはどんな業界のプロにもアマチュアにも多いと感じています。

プロだから偉いというわけではありません。何なら、仕事にしていないだけアマチュアの方が偉い、とさえ思います。

でもやっぱり偉いんじゃないの、と思う人もいると思いますが、それは、僕に言わせればプロだからという理由からではありません。
プロがティーチャであったり、メンターであったり、指導者や伝道師としての側面を兼ね備えていることが多いからです。
プロである定義の三つ目に僕が書いた、プロらしい思想や態度とは、実はプロとは関係がないその他の要素によって構築されていると僕は考えています。上で書いたことに付け足すのであれば、

プロは偉いかもしれないけれど、それはプロだから偉いわけではない。となります

もちろん、それらの要素自体がプロには含まれると考えている人もいると思いますが、それを間違っていると言うつもりは全くありません、僕はそう考えないというだけです。
ただの立ち位置として認識している、だからこそプロとアマが対等であるという考えが、ベースにあるのは間違いありません。
プロやアマという立場に肉付けがされることによって、偉さであったり、カッコよさであったり、他人へのリスペクトがあります。
次回は、このリスペクトや偉さについて書いていきます。実は次回の内容の方がプロフェッショナルとアマチュアの関係について触れているかもしれません(まだ書いてませんが)。

ではまた。

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