健康に良いものを摂るより、まず悪いものを控える。

Life

すみれです。はい、タイトルの内容はダンスについてではありません。
最初から横道に逸れますが、やはり芸術とかアートとかダンスとか、それは一人一人の身体は不完全だからこそ、美しいなと感じたりしますよね。味がある身体とか、なんかいいよね的踊りとか。正しいだけ、良いだけがダンスにはなり得ないですね。この辺は玉井さんの「素敵さと上手さ」も書いてますが。

それは置いておいて、今回は健康についてです。

以前に「毎日レモン。」での記事では毎日レモンを摂ってます、とお伝えしたのですが。

ビタミンCはかなり即効性がありますし、摂り過ぎても排出されるので積極的にとって良いと思っています。しかし、中には身体に絶対必要だけど摂り過ぎても中毒症状が起こる、とか炎症を引き起こす可能性がある栄養素も沢山ありますよね。ビタミンA・D・Kとかミネラルとか。なので、なるべくサプリメントではなく、自分たちの食生活で気をつけつつ、必要な栄養素をバランスよく摂りたいと思っています。

身体に良い食材のモノイーティング(一つのものを食べ過ぎるとか。例えばバナナダイエット、とか〇〇ダイエットとか、それだけならいくら食べてもいいけど、食べるのはそれだけ、というダイエット)は、それ自体の食材が良いものであっても、野菜や果物がもつ自然の毒、ファイトケミカル(phytochemical)を短期間に大量に摂取することになるので、非常に危ないと言われています。、、、と言っても、私の周りにはそんなことを試している人居ないけれど、バナナだけダイエットを1週間痩せれるか!?みたいな企画を見ると、”そんなこと芸人さんにさせて後々の労災問題にならないのかしら、、”と余計な心配をするのでした。

今回は「良いものを摂るより、まず悪いものを控える。」というタイトルですが。まず何か身体にいいものを摂る、という前に炎症を引き起こすような”悪いもの”を控えよう、やめてみよう、というお話です。

私が以前「すみれさん、内臓脂肪が!?」の事件(?)の時に「まごはやさしい」(豆、ごま、わかめ、野菜、魚、椎茸、芋)の大事さを教えてくれた方や、他ヘルスメンターの人たちがこぞって言うのは、

汚れた池に魚を放っても、きれいな水にはならない

全ては土壌を整えてから、ということなんですが。出典はどこなのか、みんなこれを言いますねw

歪んだ基礎を持つダンサーは上達しない、みたいな?

ではどこが自分たちの身体が「汚れた池」なのか、というと自分たちの腸内な訳です。

腸内環境の大事さは言うまでもなく、第2の脳と言われるくらい私たちの体を支配しています。

腸の凄いところ勝手に3選!

①腸が脳に信号を出している

腸は「腸神経系」と呼ばれる独自の神経系を持ち、この神経系の働きによって脳からの指令がなくても自活できるそうです。かつ、消化器官の神経系のうち80〜90%は、指令を受け取るだけではなく、脳に情報を送ってもいるのだそうです。ちなみに心臓は脳の指令がないと動かないらしいので、消化器官なだけ、と侮れず(誰も侮ってない)。。

②脳内物質やホルモンも作っている腸

体の中にあるドーパミンの50%、セロトニンに至っては90%を腸内で生成していると言われています。ドーパミンは快楽を与える物質で、セロトニンは安心感につながる物質と言われていますが、特にセロトニンは自律神経の働きに非常に関わってきたり、脳の回転を早めたり、ストレスからメンタルを守ったり、女性ホルモンとも連動しています。また、メラトニン(睡眠を促す)とも連動しているので、睡眠の質の向上にも欠かせません。

余談ですが、私が体質改善して大きく変化を感じるところは情緒の安定です。これはケトジェニックの効用(血糖値の安定化)とも言われますが、昼食後のリハーサルの自分のイライラ、パートナへの攻撃性がコントロールできないのが本当にストレスだったのです。これが、本当にだいぶ落ち着いてきたように感じます。 、、てへ。

③甘いものは腸が食べさせている

私たちは、時に、甘いものが食べたいな〜と感じることありますが、これは自分がそう思っているのではなく、腸がそう思わせているのです。

面白いですよね、もう一人の人格を腸に感じます。これが自分が腸に支配されている、と感じるところでもありますが、メンタルや食欲やそのほか多くのことが腸からの指令でそうなっていることを食生活を変えた後だからこそ実感できます。

自分たちが糖質をベースにしている生活の時は、腸内細菌も糖質を餌にしています。なので、腸内最近にとって充分な栄養素(食物繊維など)がない食事を摂っていると、もっともっと餌をよこせ、と腸内からの信号として甘いものの欲求がくるのです。糖質(もしくは炭水化物)過多になっている人は自分が控えようとしても腸内細菌が欲しているので、我慢するのは至難の技になってしまうのです。自分であって、自分のせいじゃない!腸のせい!w

腸の大切さ、身体にあたえる影響の強さはまだまだ伝えきれませんが、今回の本題に入ります!

腸内を整える、摂るのを控えるべき3つ!

まず気にしてみて欲しいのは、こちら!

  • ①白砂糖
  • ②質の悪いオイル
  • ③カビ毒

③つ目は、ん??と思われる方も多いかもしれませんが。順を追っていきましょう。

①白砂糖

糖質を控えることと、良質な脂を摂るのはセットでいて欲しいのですが、その前にまずは白砂糖です。精製工程の多い砂糖には食物繊維が失われていて、血糖値を勢いよくあげること以外にも腸内細菌の餌にならずに「もっと餌をくれ〜!」と細菌を叫ばせるのです。これが砂糖が砂糖を呼ぶ中毒の連鎖です。「甘いものがやめられない〜」と言っている方(私も以前はそうだった)は、摂るのであればなるべく繊維やミネラルの多い精製工程の少ないもの、生ハチミツや低GIのものを摂るように心がけるといいと思います。

ちなみに私は家から砂糖を無くしました。。
ケトジェニックをするのに一切家では摂れないようにしましたし、みりんも摂らないようにしてましたね。。この辺はまた、ケトジェニックとは何ぞや、の記事を書きたいと思います〜。お待ちを。

今はココナッツシュガーか生ハチミツをたまに使うくらいでしょうか。
最近になって初めて生ハチミツ(熱加工していないもの)を買ったんですが、驚きの味でした。凄い風味!お花や果実の味(添加してない)がしますね!おすすめです。

②質の悪いオイル

突然ですが、「エピゲノム」と言う言葉があります。
これは「毒ぞに囲まれた悪い環境にいれば、自分が持っている病気の素因という遺伝子にスイッチが入り、また反対に良い環境にいれば、自分の遺伝子の良いところが発現して悪いスイッチは入らない」と言う概念です。つまり、がんと言う病気は家系に依存する、と言われていますが、がんになるには遺伝子だけでなく、もっと複雑な要因が絡み合って発現するのではないか、と研究、検証された考え方です。

環境が大事、ってことですね。食べ物とか睡眠とか、ストレスコントロールとか、運動とか、、、。

私たちの体の細胞膜は脂質からできています。健康的な弾力ある細胞膜を作るべく悪いオイルは摂りたくないですよね。。(悪い脂質からできる細胞膜はアポトーシスと言われる細胞の死がない、生き続ける細胞=がん細胞、になりやすいと言われています)

私が控えていえるオイルは、①酸化したオイル、②トランス脂肪酸、③精製工程の多いオイル、です。

①酸化したオイル、はこれはもう臭いでわかりますが、外食で何度も繰り返し揚げ物をしている油とか、熱に弱いのに使われている植物油とか。少量ならば身体が頑張って分解できますが(しかし、これは身体に入り自分の細胞と材料として使われますよね)、大量の摂取は劣化した油を取ることになります。これが外食はなるべく信頼できるところで、と思うところです。

②トランス脂肪酸は、代表的なのはマーガリンやショートニングですね。水素を添加している油脂です。使われているものはさまざまで、大体コンビニなどにあるパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物に使われています。これは、私の実体験として、昔からコンビニのパンが食べれない、食べるとどうも気持ち悪くなる、と言うのがあって。何がダメなのかわからないけど、使われている材料の何かがダメなんだろうな、と思ってはいたので、控えるのは楽でしたね。食べれない、ので。健康先進国アメリカやヨーロッパ数カ国ではマーガリンは禁止されているのに、日本はいまだに市民権が強く残ってますね。バターの代用品として安価で作れるマーガリンは多くの食品に使われていますが、細胞を攻撃する毒性が強く、その代謝に240日かかると言われています(!)。

ちなみに①の酸化したオイル=植物油を高温で揚げたり炒めたりした時にもトランス脂肪酸に変化してしまいます。

③そして、精製工程の多いオイル。これは②のトランス脂肪酸もそうですが、加工処理が多いもの。サラダ油やキャノーラ油などです。これは、不安を煽るわけではありませんが、スーパーに並ぶまでにたどる処理の多さを見ると私は買わないかな、、と思います。
なるべく工程の少ない自然に近い状態のものの方が食材の栄養素や恩恵を得られますし、手が加われば加わるほど、何を使っているか添加物を追えなくなっていきます。

現在私が使っているオイルは、比較的手を加えられていないココナッツオイルやエクストラヴァージンオリーブオイルがメインでしょうか。油の精製工に溶剤や漂白剤が使われていないものは、大体それをアピールしているのでそれが要チェックです。ごま油なんかは、その工程があるかないかで値段も変わりますが、油は皮膚や髪の毛、そのほか体の細胞を構成する大事なものとして良い油は自分への投資としても良いと思っています。

油の話は長くなるので、また次の機会へ続きます!ギーやオメガ3脂肪酸の話も欠かせないですね*

③カビ毒

これは見えないので非常に対処しづらいし、私の衛生観念で言えばあまり気にしなくていいんじゃない?と思う方なのですが。(どちらかといえば殺菌・抗菌の方に抵抗があり。常在菌大事。)

しかし、意識してなかったんですよ、食品のカビ毒=マイコトキシン。

カビ毒は毒性が蓄積されること、またカビに常に晒されると免疫過剰になること、ハウスダストどかもそうですね。なんかだるい、調子がなんとなく良くない、年間通して鼻をかんでいる、など、少しづつ身体を不調にさせます。強い毒性にあたればより深刻な不調にもなります。

これは、オーガニック志向な人ほど注意が必要だと思います。コーヒーや小麦、とうもろこしといった穀物、ピーナッツ、果物、チョコレート、ワインがその多くの主要源となります。

対処方法は難しいですが、なるべく自分の手に届くまでに時間が経ちすぎていないもの、倉庫で長く時間が経っていないもの。なるべくなら地産地消(東京でかっ!)を意識しつつ国産のものを多くしていきたいな、と思います。常にオーガニックを目指すと危ないよ、という話。

(余談ですが、iharbで仕入れたオーガニックなナッツがとーーーってもカビっぽい味?土っぽい?だったので、この話をしました。。)

長くなってしまったので、今回はここまで。それではまた!

[参考文献]

/消化器外科医 石黒成治「食べても太らず、免疫力がつく食事法」
/Dr. Ishiguro Youtube Channel
/ヘルスドクター アイザック・H・ジョーンズ「超一流の食事術」
/ディヴ・アスプリー「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」
/農林水産省「すぐわかるトランス脂肪酸」
/医療法人社団 平成医会「セロトニンの増加が心身に及ぼす影響」

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